興味のままに解説する研究者

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人生が好転した考え方

私の生きてきた中で、成長するにつれ、考え方の変化が起こりました。

その中で私の人生が好転した考え方を、私の備忘録としての意味を込めて紹介します。

基本的には心持ちをポジティブに出来たこと、ネガティブな感情になりにくく出来たことを「人生が好転した」と定義しています。人生楽しいほうがいいからね。

 

1. 他人に期待しない

特に、この考え方が自分の気持ちを楽にしてくれました。高校生の頃部活に所属していた時、「もっと強くなりたい」という気持ちが強すぎて、後輩ながら先輩に部活の練習メニューや時間について要望を出し、聞き入れられなければ裏で文句を言っていました。最終的には別の練習場所を見つけて、そっちで練習するのですが、「なんでこっちの要望を聞き入れてくれないんだ」と不満に思っていた過去があります。黒歴史ですね。

あらゆる自分の意見や要望を相手が対応してくれないというのが、大きなストレスになっていました。よく愚痴をこぼす人もいるかと思いますが、愚痴や不満を話すとき、考えるとき、ネガティブでイライラする感情が自分の脳と精神を支配します。そしてその思考はほとんどの場合何度も繰り返したり、そのイライラがさらに不満を考えさせるような負のループに陥ります。そういう経験したことある人も多いと思いますが、心の悪い状態は、更なる悪い状態を作り出すことが多いのだなぁと腑に落ちました。

 

「起きている間のかなり長い期間を、ネガティブで嫌な感情に支配されているってめっちゃ損じゃね?」

と思うようになり、負の感情で他人のことを思いやれなかったり、人望が得られなかったり、人間関係の面でいいことが一つもないことを実感しました。

それから、「他人は何もしてくれない、何かいいことしてくれたらそれはラッキーなことだ」と考えるようになりました。

考え方を変えてから、もちろんネガティブな考えになるのがゼロになるわけではないですが、考えてしまいそうなときも「ダメだ、楽しいこと考えよう」と切り替えると、しばらくすると落ち着いた気持になれるようになりました。

そしてそもそも期待しない分、他人の動きや働きぶりに嫌な気持ちになることは少なくなりました。自分に害がなけりゃ別にいいやっと。

メンタルの安定は人生のクオリティを変えるし、心と体の健康を保つために重要ですよね。

2. やると決めたことを精一杯やる

これはスポーツなどの趣味や、勉強、仕事に関する考えです。これは漠然と「やる気を出しなさい」と押し付けがましいことを言いたいのではなく、そうした方がいいことがいっぱいあったよという話です。

全ての事象に精一杯取り組むのは現実的では無いので、自分のやりたいことや、仕事など自分にとって重要度が高いことに対しては精一杯やってみるのがいいと思います。なぜ重要なのかというと、精一杯やったほうが楽しめるからです。

例えばスポーツで言えば、私は15年以上卓球をしていますが、長い卓球人生の中で紆余曲折ありました。その中で数年間、頑張り疲れて適当に練習していた時期がありましたが、そのときは練習をしてはいるものの、強くなるためではなく、楽な練習ばかりしていました。強くなろうと練習をしていないので大して成長もせず、試合に出ることも多くない。試合に出たとしても、勝っても負けても嬉しくも悔しくもない。かなり空虚なものでした。

社会人になり、練習頻度が落ちたものの、いろんな大会に出て勝ちたいという気持ちが大きくなってくると、次第に勝つための練習、試合で使える技術を習得する練習をし始めました。すると、自分の成長を感じ取れ、練習が楽しくなりました。今まで勝てなかったレベルの人に競ったり、勝てたりするようになり、勝てたときの喜びが比にならないほどでした。

このように、自分なりの努力量でもいいので、身近な目標を達成するために精一杯考えながら取り組むことが、達成する喜びや、達成するためのプロセスを楽しむのに必要だと考えています。自分が成長しているという感覚は、ポジティブな気持ちにしてくれるし、自分の過去に「意味があったんだ」という自信をもたらしてくれます。

3. チャレンジしてみる

少しでも興味が出たことはやってみると、新しい景色が見えます。テレビを観たり、youtubeを見たり、同じゲームをやっていたり、受動的な趣味をずっとやりがちになってしまう人も多いとは思います。私も新社会人のとき、気の合う友人と離れ、新天地では社会人なので新しい友人が出来るわけでもなく、変化の乏しい生活をしていた時期があります。家に帰ってスプラトゥーンばかりしていましたね。

そんな生活は衣食住も整っていて、何か不満があるわけではないのですが、なんとも言えない閉塞感と虚無感に支配された日常でした。仕事も、研究開発部ではあったものの、あまり設備がなく研究出来ていませんでした。もっと研究らしいことがしたいという仕事への不満と、その閉塞感のある環境が転職を決意させてくれました。

転職にはもちろん、普段の仕事をしながら休日には職務経歴書を書いたり面接をしなければならず大変ですが、転職できると生活がガラリと変わり、新しい景色を見ることができます。

新天地では同じくらいの年齢で、実力も同じくらいの卓球仲間と出会え、多くの大会に出場するほどのめりこみ、楽しんでいます。

少しでも興味があればとりあえず試してみる、参加してみるというのを自分のルールにすると動き出しやすいかなと思います。今のところ、やってみてあんまり面白くないなと思ったことも多くありますが、「やってみて後悔した」ことは無く、すべて試してみてよかったと思っています。

4. 何事も自分で決める

幸福度にとって自己決定というのは大きな意味を持ちます。逆に言うと誰かに指示されたやりたくないことをやる想像をしてみると、物凄く嫌じゃないですか?自らの意思で掃除するのは気分がいいけど、掃除しておいて、と指示されてやるのは気分が乗らない。そんなような些細な経験は誰もがしたことがあると思います。誰かの意見のままに動いてしまうと、後々うまくいかなかった時、「あの人は当てにならない」とか、「あいつのせいで」というようなマイナスの感情が生まれやすいですし、相手の全てを否定するかのような、幼稚な悪口ばかりが浮かびやすいと思います。一方で自分で決めたことが上手くいかなかった場合は、「自分で選んだのだからしょうがない」となりやすいですし、「あのときの俺のせいで」のような、自分を全否定することは思いにくいので、「あのときこうしていたらうまく行ったかもな」と意味のある反省になりやすいと考えています。

実際に自己決定と幸福度には正の関係があることが研究でわかっています。

経済産業研究所 幸福感と自己決定―日本における実証研究

 

誰かに相談して物事を決めるとしても、「その相手の提案に乗って決めたのは自分だ」と認識するだけで、同じような決め方をしても自己決定になります。人生で私達は数え切れないほどの決定をします。自分の成長のためにも、メンタルの安定のためにも、自己決定は意識すべき重要なことだと考えます。

 

これからの長い人生、後々この記事を見返して価値観がどう変わったのか、それを確認するのも楽しみですね。皆さんもぜひ、思考のタイムマシンを試してみてはいかがでしょうか。

 

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